中国茶を知ろう
●中国茶の分類 ●中国茶の成分と効能 ●茶器・茶具の種類
茶葉を選ぼう
●分類(茶葉一覧)で選ぶ ●効能で選ぶ
中国茶を淹れてみよう
●淹れ方のポイント ●工夫茶器での淹れ方 ●蓋碗での淹れ方
淹れ方のポイント
数多く種類のある中国茶ですが、どのような淹れ方をすればいいのか迷ってしまいます。中国茶は種類によって淹れ方が異なり、味わいが変わってくるので、それぞれに適した淹れ方を覚えておくと便利です。
ただし、ここで紹介するものはあくまでも目安ですので、参考にして好みのポイントを見つけるのが一番だと思います。

美味しい淹れ方のポイント

茶葉を手に入れたら、いかにその茶葉を美味しく、持ち味を最大限に引き出すかがポイントになってきます。
日本の場合は、ぬるめのお湯で淹れて旨みを引き出しますが、中国や台湾では、ほとんどのお茶は沸騰したお湯で淹れ、香りを引き出します。
中国茶を淹れるときの一番のポイントは、茶葉の量とお湯の温度です。茶葉の量は使用する茶器の大きさ、種類、形状などによって変わってきますが、基本的には茶壺ならば底が見えないくらいがよいでしょう。お湯の温度は、基本的に茶葉の発酵度が高くなるほど高温で淹れるのが目安になります。
下の表は、急須(お湯約100cc)に対しての茶葉の量、適切なお湯の温度、浸出時間、何煎まで飲めるかの目安を茶葉の種類別に表しています。
茶葉の
種類
茶葉の量 お湯の
温度
浸出時間 煎出回数
緑茶 3.5〜4g 85〜90℃ 15〜20秒 3〜4煎
白茶 3.5〜4g 85〜90℃ 15〜20秒 3〜4煎
黄茶 3.5〜4g 85〜90℃ 15〜20秒 3〜4煎
青茶 5〜8g 熱湯 45〜60秒 5〜6煎
紅茶 2.5〜3g 熱湯 45〜60秒 5〜6煎
黒茶 2.5〜3g 熱湯 45〜60秒 5〜6煎
花茶 3.5〜4g 熱湯 45〜60秒 1〜2煎
※茶葉によっては、何煎も淹れることが可能です。その際、2煎目からは1煎目よりも浸出時間を長めにして好みの濃さに調節していくとよいです。
工夫(クンプー)茶器を使用した淹れ方淹れ方を見てみる

いわゆる中国茶の淹れ方で、茶壺、茶盤、茶海、茶杯などを使用する、丁寧な淹れ方です。
工夫茶の魅力のひとつである茶壺の形、多彩な色、精巧な造りには目を見張るものがあります。特に紫砂(しさ)という土で造られた茶壺は有名で、使い込むほどに風合いが増してきます。
1970年代末には、台湾で聞香杯(ウンシャンペイ)を使用した工夫茶が注目されたことから台湾を代表する台湾式の工夫茶が広がりました。
工夫茶は台湾では功夫(コンフー)茶とも呼ばれますが、工夫(功夫)は「丁寧に行う」「手間隙かけて淹れたお茶」という意味を持ち、主にお客様へのおもてなし用の入れ方になります。

蓋碗(ガイワン)を使用した淹れ方淹れ方を見てみる

「蓋碗」という蓋付きの湯のみ茶碗で飲むスタイルです。茶壺のように急須代わりにもなれば、そのまま茶杯として飲むことができ、いろいろな使い方でできるので、蓋碗ひとつあればかなり重宝します。
茶壺を使用した工夫茶はもともとおもてなし用ですが、蓋碗に茶葉を入れてお湯を注ぎ、茶壺代わりに使用する工夫茶スタイルもあります。

ガラス製茶器を使用した淹れ方

カジュアルに中国茶を楽しみたいときには、ガラス製茶器をしようするのがよいでしょう。菊花茶などの花茶はガラス製茶器で淹れるのが最適です。見た目にも美しく、淹れ方も簡単なので気軽に中国茶を楽しむことができます。
また、牡丹茶などの緑茶をグラスに直接入れてお湯を注ぎ、茶葉が開いた状態で飲むのも人気の淹れ方です。グラスの中で踊っているように開く姿は、心も落ち着かせてくれます。

蓋杯(ガイペイ)を使用した淹れ方

蓋杯は、別名茶こし付マグカップと言われ、その名の通りマグカップの中に茶こしが付いており、そこに茶葉を入れて蓋をするだけでお茶ができる、いたって簡単な淹れ方です。その手軽さから中国本土でもポピュラーな淹れ方です。

飛燕−ひえん−